地酒のDONのマスコット「純米燗金太郎」とは、何者だ??
当店マスコットキャラ
「純米燗金太郎」のご紹介
早瀬土人形の金太郎
当店の所在地である兵庫県佐用町の上上月(かみこうづき)自治会の隣に早瀬(はやせ)自治会がある。
この早瀬の地で明治中期から30年間ほど当地の瓦職人によって早瀬土人形が造られていた。
京都の伏見人形製作の技法を学び造られたそうだ。
製作された金太郎や鎧武者などの土人形を節句などの時に飾ったり祀ったりしていたそうだが、いまはこの土人形を造る瓦職人さんは現存しない。この早瀬土人形を造っていた子孫の方は、現在大工さんであり、実は私達の店舗と住まいを建てていただいたのであった。
ところが私の保育所時代からの同級生である佐用高校の美術の先生(早瀬在住)が、この「早瀬土人形」を復活させたのだ。
その作品がこの金太郎だ。
これは10年ほど前に、当店の開店お祝いとして戴いたものだ。
「金太郎」は源頼光の四天王のひとり、剛勇の武者として知られた坂田金時の幼名で、幼少期に熊と相撲をとったりしながら元気に育ったという。
その怪力ぶりから元気な子供の象徴として語り継がれ、鎧武者とともに金太郎像もこどもが健やかに元気に育つように祀られることが多い
この金太郎像だが、その力自慢を鼓舞するための色々な表現方法がある。
米俵や釣り鐘を抱えあげたり、熊を抑え込んだり・・・
上の画像の金太郎はしっかり根を張った松を引っこ抜く、そんな姿で怪力ぶりが表現されている。
同じくこれも、開店祝いで同氏から戴いた「金太郎看板」なのだ。
「松の根っこ」を「酒の一升瓶」に持ち替えているのがご愛嬌!(笑)
「健やかに健全に酒屋として成長せよ」という願いを込めてくれたのであろう(感謝)
そんな訳で、当店にも色々御縁がある早瀬土人形の金太郎を当店のマスコットキャラにしているのであった。