2022/10/05 17:02
安定の燗酒「十旭日」
先日、村の観音堂の掃除当番で、蜘蛛の巣でいっぱいの観音堂のなかで、はたきをかけ、箒ではいて、雑巾がけをしていると、床の角でモゾモゾと動くものが・・・
思わずネズミだと思い
「ギャッ」と叫んでしまった。
が・・よく見ると
10cmはあろうかという特大の「ヤモリ」だった。
観音堂を護る「ヤモリ」って、こんなに大きくて威厳があるのか。
こんな「凄い」のを見る事が出来て、何か縁起がいいな、と一人幸せな気分で「安らぎ」を感じる今日この頃。(笑)
いつもお世話になります。
純米燗伝道師こと、地酒のDONの赤松です。
そんな「安らぎ」を感じる純米燗の日本酒といえば・・これだ!
「十旭日」(じゅうじあさひ)(旭日酒造・島根)。
熟成感たっぷりで落ち着きのある酒質は「燗酒」にぴったりです。
「十旭日」のラインナップ
https://donsayo.buyshop.jp/categories/3444053
「十旭日 きもと改良雄町純米R2BY」
旨味が艶やかで上品さがあり、柑橘系の酸もスッキリとキレて、非常に透明感がある酒質。余韻は渋味が強いのは若さからくるもの。蔵元としては、まだ出荷するには熟成が足りず不本意のようで、若さに応じた呑み方の提案をしてほしいとのことだが、現状で、冷やでも燗でも十分に愉しめる。もちろん虐めながら(放置プレイやデキャンタジュ、燗冷め燗など)強引に味を開かせるのも良いが、現在の若く精悍な酒質を愉しむのも良いと思う。
https://donsayo.buyshop.jp/items/44603575
「十旭日 きもと五百万石純米H30BY」
熟成香はさほど強くなく、黒糖に通じるような含み香がある。第一印象で、しっかり練れて優しく立体的な旨味に「ギョッ!」とする。その後、静に酸が立ちキリッと引き締まる。「なんだ?この透明感は??」
これまでの十旭日の「きもと五百万石」は酸と旨味の輪郭がクッキリとした剛健なイメージだったが、綺麗でバランスが良く熟成古酒として気品高く昇華している。凄い!
燗ににつけると、滋味深く、落ちつく。
https://donsayo.buyshop.jp/items/44603576
「十旭日 五百万石純米酒」
これが十旭日定番の純米酒。アタックで熟成し練れた旨味が心地よく口中に広がる。酸もしっかり立って強さがあり、充実感ある酒質だ。旨味・酸・熟成感・渋味のバランスが良く安心して呑める。
燗につけると、一層充実し、滋味深い。
思わず「ホッ!」と寛いでしまう。
https://donsayo.buyshop.jp/items/44603573
【今週の薀蓄】
「雄町米の系譜について」
「雄町米」は、本来、鳥取の大山の麓の原生種であり、「強力米」とともに一番古い種のお米であり、「山田錦」「五百万石」「玉栄」などの酒米の祖先でもあります。ただ、「改良雄町」は、比婆地方(広島)で栽培された純系雄町の「比婆雄町」と「近畿33号」を掛け合わせて品種改良したもので、古来の雄町の系譜としては、少し遠い関係になります。雄町として各地で栽培され、その優良種を純系淘汰したものが地方名のついた「備前雄町」「比婆雄町」「赤磐雄町」などで、それぞれ、古来の「雄町米」とは系統が異なってきているものもあるのですが、他の品種の血が入っていないという意味で、これらは「純系雄町」といえるのです。
*注目の酒米「改良雄町」
酒米の「改良雄町」は、島根や広島ではポピュラーな酒米です。
俗に言われる「広島雄町」とは、「改良雄町」のことです。
(改良雄町系譜図)
愛国 日の出
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銀坊主 朝日
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近畿15号 近畿9号
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- -
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近畿33号 比婆雄町
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改良雄町
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