2022/10/14 16:47


また・・15年熟成「名城 特撰 祝酒(金箔入)H19BY」発見


先日の「鷺誉15年熟成酒」発見に続き、同じギフト見本でセットされていた「祝酒 金箔入」も2007年10月の詰口である事が判明。





それなら当然、利酒しなきゃならない。

またまた心高鳴りワクワクしながら味利きした。


「黒糖様の熟成香が僅かにあるが並行してバニラ様の香りが上品だ。老ねた感じは全くない。

口に含むと15年の旨味の凝縮感を存分に味わえる。

と・・次の瞬間、シャープで若々しい酸がいきなり立ち上がり、俄然キレが良くなり、余韻には渋味も顔を出す。15年の熟成を重ねたとは思えない元気な酒質で若さを保っている。明らかに先の「鷺誉」より、若々しい。

金箔入りの本醸造クラスの酒だが、この若々しさ保持の要因は、もしかして「金箔」にあるのか?

非常に興味深い。

ただ、とにかく美味い!

「名城酒造(兵庫県姫路市)」恐るべし!


試飲希望の方は、お知らせください。

ただし、非売品で恐縮です。m(_ _)m


"長期熟成古酒(火入酒)の特徴"


1.色合いは、非常に「濃い山吹色」をしている。


2.「黒糖」「ナッツ」「醤油」「味噌」などに通じる独特の香りの「熟成香」がある。 これは個人的嗜好により好き嫌いがはっきり分かれる香りだ。 私にとっては食欲をそそる香りなのだが・・・生理的に受け付けない人がいるのも否めない。(笑)


3.時を駆けて、熟成により「練れた旨味」が集積、凝縮しているのが古酒である。一般的な完全発酵の2回火入れの純米酒ならば、時間が経つほど、気温が高いほど熟成度合いが増していくことになる。

(熟成度合=積算温度×時間)


4.「燗酒」でこそ凝縮した旨味が開き、本来持つポテンシャルを発揮する。


5.「食中酒」として料理とともに呑んでこそ真価を発揮し、お互いを高めあう。 和食はもとより、濃い味わいの中華料理、ジビエ・肉料理、チーズ料理などとも相性が良い。


純米古酒(長期熟成酒)は、このように大変個性的であり、慣れてない方は嫌悪感さえ感じる可能性もある。紹興酒や梅酒に似た酒質を有するので、これらを呑みなれている方なら、比較的すんなりと受け入れることができるはずだ。


"熟成生酒の保存、呑み方講座"


「生酒」も、冷温熟成の年数を重ねて

「生熟成古酒」となります。

その旨味は、熟成の時を経て、練れて、すごくまろやかです。

ただ温度が上昇すると

「火落ち菌」などが繁殖して腐造し、酸化して酸っぱくなったり

「生酒」特有の香りである「生ひね香」が強くなったりします。

それ故基本、冷蔵保存をお願いします。

 

吞みかたですが、火入酒同様に

「冷酒」・「常温」・「燗酒」など

幅広い温度帯で愉しんでください。

それぞれに味わいが変化するので面白いです。


お酒をお電話で取り置き予約もできます。

リンクから純米燗伝道師がお薦めする純米酒の詳細情報をご覧いただけます。

 ↓


当店webショップ

○地酒のDON  BASE店

アマゾンペイも使えます

https://donsayo.buyshop.jp/


 

#地酒のdon #純米燗 #佐用町 #純米酒  #日本酒 #SAKE #燗酒 #日本酒好きな人と繋がりたい #酒は純米燗ならなお良し #熟成古酒 

 

・・・・・・・・

播州佐用の酒屋

赤松酒店(地酒のDON)

店主 純米燗伝道師

  赤松儀和

〒679-5523

兵庫県佐用郡佐用町上月1030-4

℡ 0790-86-1235

fax 0790-86-1236