2022/10/22 16:01


「燗酒の功罪」


朝晩が寒くなってきて、燗酒が美味しい時節になってきました。

さて、今日は「燗酒」の一長一短を考察してみます。


まだまだ燗酒にネガティブなイメージを持たれている方が多いと思います。


まず、


○日本酒を温めると、ツーーンとくるアルコール臭がつよくなり、呑み辛くなる。


○燗酒はオジンくさい呑みかたというイメージ。


○温めるのが面倒くさい。


○酒燗器やチロリ、徳利など持ってないので、燗は無理。


○温めるとベタつき、甘ったるい。冷やして呑む方がスッキリと美味しい。


○価格が高いエエ日本酒は冷やして呑むもので燗につけるのは勿体ない。燗酒には安酒を、というイメージがある。


こんなところが燗酒イメージの「罪」の部分だと思います。


それでは燗酒の「功」の部分は・・・というと、


まず、冷酒の場合、呑み口は良いのですが、胃腸のアルコールの吸収が始まるのは人肌に温まってからになるので、時間をおいて、一気に胃腸がアルコールを吸収し、酔いも一気に回ります。燗酒は、その点では、最初から温かいので、アルコールの吸収も穏やかで、酔い心地も良く、体に優しいとも言えます。量を飲み過ぎると、もちろん駄目ですがね。(笑)

また、純米酒の旨味・甘味を感応的に舌が一番感じる温度帯が40~50度ですので、その温度帯で純米酒が本来のポテンシャルを発揮して一番美味しく味わえるから・・ということもあります。

また燗酒だと料理との合わせ方にも幅が広がりますからね。

まとめると・・


1.体に優しく、

2.純米酒の本来の旨味・甘味のポテンシャルを味わえ、

3.穏やかな酔いを愉しめ、

4.料理と相性が良くなり、

5.温度を上げて、いじめることで、本来の味が開いてくる。


こんなところですね。


冷酒ばかりでなく、目先を変えて、身体に優しい燗酒を呑んでみる選択肢も持って頂くとありがたいです。

難しく考えず"レンジでチン"して温めても良いし、醸造用アルコールを添加してない純米酒なら、ツーーンとくるアルコール臭も少ないので、当店がお薦めする燗酒を呑むと随分印象が変わりますよ。


例えば・・

こんなお酒を燗につけてください。スッキリと美味しいですよ。


「大正の鶴 百万年の一滴きもと雄町純米2020BY」

「きもと」特有の乳酸系の爽やかな香りが鼻孔をくすぐりワクワクする。口に含むと、穏やかで上品な旨味を感じ、温まるほどに膨らむが、期待値の手前で伸びが止まるのが口惜しい。すぐに柑橘系の酸が追いかけてきて、渋味とともにキリッと引き締まった強い酒質と透明感を演出する。「洋ナシ」に「甘い夏みかん」を足して2で割ったようなイメージの余韻がある。もっと旨味が開く1~2年後の酒質が愉しみだ。

燗につけると、旨味がより凝縮してバランスが良くなり、滋味深い。燗冷め燗も面白い。 

https://donsayo.buyshop.jp/items/63615797


「大正の鶴 R IS ING赤磐雄町純米2018BY」

https://donsayo.buyshop.jp/items/45574193


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