2024/07/12 14:09
雨が上がり・・
「武蔵の里 山王 雄町純米」
純米燗金太郎です。
雨が上がり、気温も一気に上がっています。
久しぶりの晴天!
気持ち良い日です。
今晩は清々しい晩酌を呑めそう!
と思いきや、今晩も自治会の寄り合い。
今月は何かと会合が多い。
忙しいのは良い事なのだが・・
晩酌開始が遅くなるのが玉に瑕。
😊
「武蔵の里 山王 雄町純米」
田中酒造の地元の氏神様が祀られる「山王山」にちなんで名づけられた岡山産雄町純米酒。
まず、優しい旨味が口中を支配する。柔らかく口当たりの良い旨味だ。そのあとを追いかけて、大人しめに酸がたったかと思うと、口中で温度が上昇するとともに複雑な酸の舞いを踊り出す。
燗につけると、旨味も酸もより主張してくるが、若さのために、こなれない角ばった部分が顔をもたげる。もう少し熟成して練れてくると、燗酒でもバランス良く、安心感がでてくるだろう。開栓後すぐでは「冷や」か「冷酒」で。放置プレイ1週間後ぐらいから「燗酒」でも愉しめる。
https://donsayo.buyshop.jp/items/44603531
「雄町米の系譜について」
雄町米」は、本来、鳥取の大山の麓の原生種であり、「強力米」とともに一番古い種のお米であり、「山田錦」「五百万石」「玉栄」などの酒米の祖先でもあります。雄町米で醸した日本酒は、ふくよかな旨味が醸成されることが特徴的だと思います。
「雄町」として各地で栽培され、その優良種を純系淘汰したものが、地方名のついた「備前雄町」「比婆雄町」「赤磐雄町」などです。これらは古来の「雄町米」とは系統が異なってきているものがあることも否めないのですが、他の品種の血が入っていないという意味で、「純系雄町」といっても良いかと思います。
ただ、広島や島根で栽培される「改良雄町」については、比婆地方(広島)で栽培された純系雄町の「比婆雄町」と「近畿33号」を掛け合わせて品種改良したもので、古来の雄町の系譜としては、少し遠い関係になります。
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