2023/06/10 14:40


父の日に贈りたい純米酒

「忠臣蔵 きもと雄町純米」


純米燗金太郎です。


佐用町では、いよいよ蛍が乱舞し始めました。

「蛍」と「星」の街へ、是非いらして下さい。



今日紹介する純米酒は、その熟成感で安心して滋味深く呑めるこのお酒です。


「忠臣蔵 きもと雄町純米」


きもと仕込みらしい乳酸系の爽やかな含み香と、わずかに黒糖の様な熟成香を感じる。奥行きある複雑な旨味が広がり、酸は太めで、キレとコクを演出する。熟成により練れてきており、酸と旨味のバランスが良く、滋味深く落ち着いた酒質だ。

燗につけると、旨味がより深く、キレキレの酒質に・・。


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「長期熟成古酒(火入酒)の特徴」


1.色合いは、非常に「濃い山吹色」をしている。


2.「黒糖」「ナッツ」「醤油」「味噌」などに通じる独特の香りの「熟成香」がある。 これは個人的嗜好により好き嫌いがはっきり分かれる香りだ。 私にとっては食欲をそそる香りなのだが・・・生理的に受け付けない人がいるのも否めない。(笑)


3.時を駆けて、熟成により「練れた旨味」が集積、凝縮しているのが古酒である。一般的な完全発酵の2回火入れの純米酒ならば、時間が経つほど、気温が高いほど熟成度合いが増していくことになる。

(熟成度合=積算温度×時間)


4.「燗酒」でこそ凝縮した旨味が開き、本来持つポテンシャルを発揮する。


5.「食中酒」として料理とともに呑んでこそ真価を発揮し、お互いを高めあう。 和食はもとより、濃い味わいの中華料理、ジビエ・肉料理、チーズ料理などとも相性が良い。


純米古酒(長期熟成酒)は、このように大変個性的であり、慣れてない方は嫌悪感さえ感じる可能性もある。紹興酒や梅酒に似た酒質を有するので、これらを呑みなれている方、女性や初心者には、比較的すんなりと受け入れることができると思う。


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