2023/06/24 14:23


短い夜を純米燗で愉しむ

「日置桜きもと雄町純米R1BY」


純米燗金太郎です。


今日は「ドレミの日」。

音階にド・レ・ミの名前をつけた日です。

感覚的だった音を

論理的に音楽へ昇華させたことで、一般の方にも普及したのでしょうね。

ただ私は、音楽的なリズム感や才能がないので、音を外してばかりです。

ホントに大ハズレで、最近の若い方の歌には、ついていけません。

😊


でも、純米燗において外さないのはコレ!

「日置桜」です。

「滋味深さ」において、唯一無二の酒質です。


「日置桜きもと雄町純米R1BY」


黒糖のような香りがある。複雑で奥行きある旨味は濃い。酸は果物が熟したような体で太くインパクトがある。旨味と酸のコラボは、バランスが良く呑みごたえがあり、呑み飽きしない。熟成年数の割に熟成感がある酒質は、日置桜では珍しく、ある意味日置桜らしくないかもしれない。これからの熟成でも、どんどん酒質は変化しそうだ。

燗につけると旨味が凝縮し、よりバランスが良くなり落ち着いてくる。


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*日本酒の味の開かせ方

 

完全発酵の純米酒の場合、

栓を開けたばかりの時は、造りの強い純米酒ほど余韻の渋みが強いです。

まだ味が開いてないのです。

そんな味が固いときの味の開かせ方ですが・・

 

1.ワイン同様、デキャンタージュして空気に触れさせて強引に味を目覚めさせる。

2.栓をせずに瓶の口にガーゼなど被せて3日から1週間常温放置する。

(これを通の間では放置プレイと呼びます。)

3.60~70℃まで温度をあげて虐めた後に40~45℃まで冷まして呑んでみる。

4.わざと燗冷めさせた純米酒を、翌日もう一度燗につけてみる。(燗冷め燗)

これらの技を駆使することで味が開き純米酒が目覚めます。 

 

また熟成純米酒の味の変化を如実に実感できるこんな方法もありますので試してみてください。

まず一升瓶を買ってきたら4合瓶2本に分けます。

余った分は開けたての味を楽しんでください。

そして4合瓶の1本は冷蔵庫へ、

もう1本は栓をせずに瓶の口をガーゼなどで覆い常温で放置しておいてください。

翌日からこの2本の味わいの変化を確認しながら呑みます。

冷蔵しているお酒は開けたての味と余り変わりないですが、

常温放置した純米酒については3、4日で味が開き、劇的に変化して美味しくなるはずです。

それぞれの純米酒を「冷や」と「燗」にして呑めば、1本の純米酒の味の変化を4倍、5倍に愉しめます。

試してみてください。


お酒を電話で取り置き予約もできます。

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