2023/07/17 16:10


夏でも爽快燗酒

「大正の鶴R IS ING熟成純米(朝日米・雄町米)2017BY」


純米燗金太郎です。


空気があきらかに変わった!


夏だ!


暑い!


でも爽快な夏だ!


こんな季節を待っていました。

身体に元気と勇気がみなぎるこの感じが堪らん。

😊


さて今日紹介するのは、完全発酵純米酒で、強く、キレもあり、滋味深い。

夏に燗をつけるのは、これにきまり!


「大正の鶴R IS ING熟成純米(朝日米・雄町米)2017BY」


(滋味深く落ち着く)

黒糖の様な熟成香はわずか。米の旨味は凝縮し、落ち着きがあり、滋味深い。奥行きあるふくざつな味わいで、酸が立ち、全体を引き締める。岡山県の落酒造場の水は、中硬水であるがゆえに、一般的には、もろみの湧きが旺盛で味が多くなる傾向があるともいわれるが、あにはからんや、綺麗な酒質で、スッキリとした透明感がある。造りの強さを証明している。

燗につけると、旨味がまして、キレも一層よくなり、すべらかに呑める。


https://donsayo.buyshop.jp/items/44603608


【完全発酵純米酒とは??】

発酵途中(酵母の活動途中)で、醸造用アルコールや調味液(糖類など)添加をして、酵母の活動を止めるベトベト甘い日本酒が大手の日本酒だ。酵母が自ら作り出したアルコールにより死滅する寸前まで、米のデンプンを糖化させたブドウ糖などを酵母に食わせてアルコールを極限まで高めるような醸造法により純米酒を搾ると、余韻にベタベタした甘味が残らず、スッキリとした日本酒になる。完全発酵純米酒には日本酒度が「+20」前後までキレた純米酒も多い。搾りたては、余韻の渋味が強いが、これを1年、2年、10年と熟成させると旨味が凝縮しながらもキレのある日本酒になる。こんな熟成に耐え、温度変化にも味の骨格が崩れない(「冷や」でも「燗」でも、「燗冷め」でも美味しい)強い酒質の純米酒を「完全発酵純米酒」と言いう。これこそが日本酒の原点だ。

そんな完全発酵純米酒が「大正の鶴(落酒造場・岡山県)」だ。


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