2023/09/16 15:02


月と戯れ純米燗

「玉櫻 殿(しんがり)五百万石純米R3BY」


純米燗金太郎です。


夕焼け空を眺めていると

すっかり秋の様相なのだけれど・・


残暑が相変わらず厳しいですね。

もう少し気温が下がると

一気に日本酒が動きだすのになぁ。


さて今日紹介するのは、アルコール度数13度のマジックで、スルスルと呑めてしまう不思議な純米燗です。


「玉櫻 殿(しんがり)五百万石純米R3BY」


(気品があり軽快、スルスル呑める!)

「軽く、優しく、呑みやすく」をコンセプトに桜尾杜氏が酒質設計した、アルコール度も低め(13度)の純米吟醸酒。上品な青りんごや洋ナシの含み香を奥底に感じながら、穏やかで優しい旨味、涼風の如き柑橘系の酸のコラボで、キレキレで、軽快、リズミカルにスルスルと呑めてしまう。

また燗につけると、より酸が立ち、旨味も増幅し、バランスが良くなる。すべらかに呑ませてくれて「滋味深さ」抜群。呑み疲れ、食べ疲れの酒宴の終盤にこそ活躍し、自然と盃を重ねてしまう、そんな酒質であることから「殿(しんがり)」と名付けられた。


https://donsayo.buyshop.jp/items/44603539


「山吹色の純米酒が美味しそう・・って変??」


夕焼け空は、「秋」。

さて、綺麗な月が浮かぶ秋の夜には、「山吹色の純米酒」を燗につけ晩酌をしたいですね。

また「妙なことをいう酒屋だな」と言われるかもしれませんが、これ大事です。

確かに炭でろ過して透明にした清酒がほとんどでして、これらのお酒が劣化すると黄色く変色してくるのも皆さんご存知だと思います。

ですが、本来、日本酒というものは山吹色なのです。なのに見た目が悪いから炭でろ過して透明にします。

そしてもう一つの要因は炭でろ過することにより雑味をとり除くためです。もちろん雑味とともに日本酒の肝ともいうべきお米の旨味成分も取り除かれます。つまり搾った酒の味に自信がないので、炭を使いさし障りのない味の酒にしようとしている行為なのです。こんなのが美味しいわけがないのです。

一方、醪を完全発酵させ(強健な酵母を育てると、醪を搾る直前まで死滅せずに「米」を「でんぷん」から「糖」へそして「アルコール」に変化させ続けるので、醪の糖分がどんどん減少し、どんどん辛口になっていきます。その甘辛の指標である日本酒度が+10以上の超辛口になることもざらで、日本酒度の+表示の数字が高い純米酒ほど強健な酵母だったとも考えられます。ただし醸造用アルコールを添加したお酒は別ですよ。アルコール添加するほどいくらでも辛口にできるのですから。)

杜氏さんが自信をもって搾った純米酒なら、無ろ過にするか、軽くフィルターろ過するだけで、炭をかけて肝心の日本酒の旨味や個性を取り除くような野暮なことはしないのです。

また、山吹色は熟成度合のパラメータにもなりますもんね。

だから私は、透明な日本酒を見ると、すごく不安になります。「このお酒って絶対美味しそうには見えないだよなぁ。」という逆の観念に支配されてしまうのです。そういう意味で、「山吹色」の純米酒を選んでみてください。でも日本酒の瓶の多くは透明ではないので、これも見た目では確かめられませんので、店主に聞きましょう。


お酒を電話で取り置き予約もできます。

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